帰ってきたホリエモン

騒動のおり「ホリエモンには経営能力がなかった」という発言を聞いた覚えがある。それはある部分では正しいかもしれないが、本質的には間違っているという感想をもった。どういうことかというと、件の発言でホリエモンに無いとされたのは、マネージメント能力とかそういうことだろう。推測だけど。
一方で、ホリエモンの真骨頂はそこにはない。どこにあるかといえば、世間一般からすればかなり早い段階で「インターネットの出現は革命だ」と彼が大マジメに感動できたところだろう。孫正義は同様の感動のあまり、ICチップを枕に敷いて寝ていたと聞くが、似たような話だなあと思う。つまり管理能力がどうとかではなくて、とにかく未来が見えている。
だからホリエモンは、成功すると確信して会社経営していたに違いなくて、そういう意味では経営者として能力があったろう。そういうことをつらつらと思ったのは、彼が拘置所で「史記」を読んでいたと知ったからだ。歴史を学ぶことはつくづく大切。

Yahoo!ニュース - 産経新聞 - 少し生き急ぎすぎたかな 保釈の堀江被告

ただし彼は、最後のほうは次になにをすべきか、見えていなかった気がする。千里眼が効かなくなって、選挙や宇宙やらに興味がぶれるようになった。以上、僕は喉元すぎても熱さを忘れないようになりたいということで、ホリエモンについて思ったことを書いてみた。