アイデアのつくり方

確かに「60分で読める」という帯の文句に嘘はなかった。正確には60分もかからないです。

たけくまメモ:「アイデアのつくり方」とキューブリック

実はここで紹介されてるのをきっかけに買って読んでみたのですが、なるほどシンプルで良いですね(少しはたけくまさんの小遣い稼ぎにご協力できたんだろうか)。同種の本でありがちな、ハウツーに流れる内容じゃないところがまた説得力がある。目が覚めるような衝撃はないけど、案外おろそかにしがちなポイントを整理してくれてます。「早起きして働くと仕事がはかどるよ」的な内容でもあるけど。まあ、けっきょく、基本に忠実にやるのが一番良いんだよね。

以下、自分用にメモしてみたのだけど、勿体ない気もするのでダイジェストを書いておきます。あくまで自分の理解なんで、細部はご容赦。

"「アイデアのつくり方」by ジェームズ・W・ヤング
(出版:阪急コミュニケーションズ)"

イデアをつくる方法には、2つの原理と5つの段階があって、その手順を踏んでいけばいいんだよ。

まず、2つの原理を理解すべし…

  1. イデアとはつまり、既存の要素の新しい組み合わせである
  2. 新しい組み合わせをつくりだす才能は、事物の関連性を見つけだす才能とつながってる

(天才じゃないからといって「アイデア出ないよお」なんて諦めなくていいんだよ)

原理がわかったら、5つの段階に入ろう…

  1. 資料を集める。短期スパンの「特殊資料」と、ロングスパンの「一般的資料」。カードかスクラップにすると良い。
    1. 特殊資料というのは、商品とユーザーについての知見
    2. 一般的資料というのは、ようは雑学というか一般教養(この意味では、人生ずっと資料集めしろってこと)
  2. 資料を組み合わせたりいじったりして、思いついたことを片っ端から吐き出しつつ、メモしておく。カード化したのをあれこれ並べてみるとかも良いよ。
  3. 煮詰まるところまであれこれ考えたら、仕事と無関係な、自分の想像力や感情を刺激することをしなさい。映画を見るとか音楽聞くとか小説読むとか、なんでも。
  4. そうするとある時、いきなり花火が打ち上がるみたいにアイデアが頭の中に現れる。(ここはそういうもんだと断言)
  5. イデアを現実のものにするために手を打つべし。理解ある人にどんどん話してみて、批判を仰ぐといい。

ちなみに竹内均のあとがき抜粋は以下…

  1. パレートの法則を意識して、重要な20%をいつもやるようにするべき、優先順位を大切にしなさいよ。
  2. 「中庸」が大切。日常的なことは常識や穏健な意見に従ってしまえば(=中庸)、人生の大目標に集中できるし達成に近づくよ。

実は最後の「中庸」ってのもココロに刺さったりして。。さ、借りてるジャッカスでも見ながら寝よ。