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義捐金の件、これから市町村に差配が移るわけで、
被災者の手元にお金が回るにはまだまだ時間がかかる。
おまけに行政が手続きをやっていろいろと条件付けしちゃうから、
被災者からするとテクニカルなことをやらないとお金をもらえない。
そしてなにせ公平公正に配分をしようとするから、
1人あたりの金額は細切れに分散されて大した金額にならない。
要するにこれは、結果的には税金と変わらない類の予算の使われ方。
行政の手続き主義は問題だとか、みんな言うくせに、
ただ楽だからと赤十字に義捐金を振り込んでいる時点で、
自己矛盾してると僕は思う。
そもそも震災前から、日本社会のさまざま低迷は、
政府の予算の使い方が硬直化、非効率、スピード不足というところに、
大きな原因がある。
もはや政府や各市町村、もちろん官庁も、
どこに予算を投下したらいいかなんて分かってないし、
分からないなりにトライアルをやるってわけでもない。
それでこのニュース。
もう僕はクラクラしております。アホか。
もちろん責任は1人1人にある。