ソーシャルアクションの方法論

上記のエントリで書いてきたことって、ソーシャルアクション(社会運動ってのを横文字で言ってみた)を起こしていくためには何が必要なのか、という方法論かもと思ったりした。僕の師匠の研究内容でもあったのだけれど、政治の分野で有権者がどういう議題を重視して投票行動を起こすかというときに、議題のスケールに大中小があったとして、政治好きの人々は中を重視し、無党派層の人々は大or小を重視する、という論考があった。

もうちょっと説明すると、つまり「大=国際平和や環境保護とか」「中=永田町での丁々発止、派閥闘争とか」「小=近所の迷惑施設問題など」ということだ。感覚的にはよく分かる話で、だいたいが政治の話題といえば「中」なのだけど、なんだか嫌気がさしている人は多いはずだ。すごく身近だが利害が絡む問題か、すごく縁遠いが崇高な問題か、どちらかじゃないと冷めた目線の人々には響かないということなんだと思う。

だから、環境問題だったらどう考えても「大」でしょうと、そう持っていかなければならないのかもしれない。これは環境問題を両肩に背負ったかのごとく悩む一青年、になったつもりで。さて、そこで考えなきゃいけないのは、自分の本業を「中」に終わらせないということ。KOMPOSITIONの活動は「大」でもあり「小」でもある、そういう風になるべく活動していかなきゃいけない(のかも)。