ヴァージンの本社

ヴァージンである。音楽・航空・コーラ・金融などなど、ぬるま湯な業界に次々と殴り込み、既存の大企業に挑んでいるイギリスのベンチャー企業(もう大企業というべきだが)。経営者で冒険家でヒッピー、スーツを着ない、女装する、プールによく飛び込む、となにかと破天荒なリチャード・ブランソンという総帥で有名だ。最近はホリエモンより先に宇宙事業に進出していたよね。
リチャード・ブランソンと言えば僕なんかよりひと回り世代が上の起業家然とした方などから大尊敬されているようで、以前から「カッコいいおっさんやなー」ぐらいに思っていたのである。で、図書館にて、たまたま彼について書いてある「リチャード・ブランソン 勝利の法則(PHP)」という本を見つけて、読んでみた。
全体的に読みやすく、あっさりしてるんだけど、部分的にショッキングなことが書いてある。本が面白いというより、リチャードがヴァージンでやってることが根本的にすごいのである。ちなみに現在のヴァージングループは22カ国で32社以上、従業員2万5千人以上、売上は9000億円ぐらいのようだ(現在は非公開企業なのでよく分からない、WEB上の情報より)。
で、ショッキングだったのは、ヴァージン本社の従業員が25人もいないということである。ついでにいうとリチャードは以前は、川に浮かんだボートの上から指揮をとっていたという。ついこの前まで自宅が本社扱いで、要するに家で仕事してるのだ。で、3人ぐらいの専門チームを作って毎週50以上の新規事業案を検討し、ヴァージングループの残る30数社を後方支援してるらしい。
僕は、将来的にKOMPOSITIONのスタッフはどこまで成長しても30人以下に抑えたいと思っていて、さらに現在は企画やマネジメントといった業務は今のウサギ小屋みたいな個室ゼロのオフィスでは生産性が上がらないと悩んでいる。そして前々からKOMPOSITIONは、なんかやりたい奴がワラワラ集まって勝手に大マジメにやりたい事業を立ち上げる組織(のはず)なんである。
で、ヴァージンの話からかなりインスピレーションをもらった。というわけで、これからは365日、自宅で仕事するようにします(嘘)