ボランティアとは
NPO団体の長がこんなことを言うのはなんなのですが、ボランティア*1
とはいったい何なのか、ということを今さら考えたりします。
なにかというと、巷で「この前、●●の会社で仕事の人手が足りないからってことで、頼まれてボランティアしてきたよ」みたいな会話が成り立ってしまうように、ボランティアというのは要するに、
タダ働き
の意味で使われているように思われます。
ボランティア活動のことを奉仕活動と呼ぶのも「ボランティア=タダ働き」説の影響がでかいんではないでしょうか。
そういうタダ働きテイスト溢れるボランティア理解は最悪であると思うわけです。
そんなボランティア、やりたいわけがない。僕には、辛いことやってる自己満足以外にはやる理由が見つかりません。エゴが排除されてる活動って、むしろすごく不健全ですよね。
というわけで、ボランティアをタダ働き理解するのは止めていただきたい。
ぜひ国民運動とかやるぐらいの勢いで。
なんでかって言うと、ボランティアというものが、もっと敷居の低い一般的なものになって欲しいからです。物好きの余興に終わらせるのは勿体ない。
僕は、ボランティアというのはつまり
好きだから見返りが少なくてもやる得意なこと
じゃないかと思うのです。
世の中には「有償ボランティア」というのがあります。ボランティアをしてなんらかのお金がもらえるっていうやつです。これ、意味がわからないって人は多いんじゃないでしょうか?
でも、僕は上記のようなボランティア理解で居るもんで、従事者にとって見返りが少ないのに納得してやるなら、有償ボランティアって成り立つと思うわけです。
極端な話、
ビルゲイツが年収1000万円でNPOのフルタイム職員*2
ビルゲイツが時給換算1万円でNPOの活動に参加
をしてたら、それはどう考えてもボランティアだと思うのです。*3
だからまあなにかというと、
ぜひ、
バリバリと仕事をしている社会人の人には
ボランティアをして欲しいと。
全社員で会社近隣を清掃活動とかそういうのも良いかもしれませんが、
仕事ばりにバリバリと、
いや好きだったり興味のあることだろうから仕事以上にバリバリと、
その人しかできないボランティア、にチャレンジして欲しい。
……できればKOMPOSITIONで。
で、最後はちょっとまともに〆ると、
そういうボランティアの積み重ねが
本当に世の中を変えてしまうキッカケになると思うんです。