ソーシャルベンチャー勉強会(フローレンス)

飲み仲間でもあります(?)、慶応の国保さんの勉強会にいってきました。
「第5回ソーシャルベンチャーCOO向けマネジメント研究会」
http://kokubo.seesaa.net/article/121416689.html#more


よく知っているNPOフローレンスさんが題材で、いろいろと議論して勉強になりました。
強みとか、どういう価値を提供しているかなんて話していたんですが、いくつも「さすが」
という点があって。例えばノウハウの蓄積とか、ブランディングPRとか、その他たくさん。


個人的には一番重要なポイントをあげるなら、深刻度が高まっており、かつ未解決の
すごく強いニーズ(子どもを持つ女性が、病児のため仕事を休むと職業人として危機が訪れる)
を選んで、ほぼ完全に解決するサービス設定をしたことが何よりすごいなと思うところでした。


すでに就いている仕事を失う恐れというのは、当然ながら深刻な問題で強いニーズがありますね。
かといって同じニーズでも、例えば病児看護の情報を提供するとか、近所の医者を検索できるとか、
その程度のサービスだったら今のサービス料金は成り立ってないはず。
フローレンスに会費を払っていれば万が一のとき「100%子どもを預かってくれる」から成立する。


ニーズ・サービスというとまあ、つまりは事業の始まりの部分、ということなんですが。
始まりの部分とは言いつつ、最初からうまく行くことなんてほとんどなく、つまりは試行錯誤
のなかでニーズの溜まってるポイントと、その100%解決に近いキラーなサービスを思いつく、
ということがほとんどなんだろうなと思います。


もちろん自社に置きかえていろいろと考えちゃうんです。例えばKOMPOSITIONならどうか、とか。
正直、僕らの場合は強烈なニーズを踏まえたサービスというより、
「こういうのがあったら良いよね」という活動になっているものが多いですね……。むむむ。
とりあえず、いろいろと勉強になる週末でした。