リーガルウォールの講義をした@国士舘大学

水曜は国士舘大学の某授業にて、リーガルウォールについての講義をさせていただきました。
グラフィティ、ストリートアートにも可能性を保ちつつ、
合法的にアート制作展示できる壁を街なかにつくる、というリーガルウォール。
必然的にグラフィティ文化やストリートアートのお話もさせていただいて。

気づけば……すっかり壁オタクというか、グラフィティ好きのマニアトーク
なっていたような感もあるのだけど、でも自分の気持ちを入れて話をできたように思います。
その熱が学生さんに伝わっていたら良いなあ。
海外ストリートアートの事例を紹介するなかでOBEYとかBANKSYの話もしたんですが、
学生さんはあまり知らなかったっぽい。


自分の周りだったら、当たり前のように知られてるアーティストだし、
わざわざ話しても面倒がられるかな、とも思っていたので、ちょっと不思議な感じでした。
いや、世の中でストリートアートなんて、まだまだマイナーな分野だとは思ってますが、
現実を体感するとやっぱりある種の感慨がありますね。


海外のストリートアートはグラフィティの様式を保持するというだけでなく、
どういう方法論やユーモア性やメッセージを新たに生み出すか、
というところに力点があって非常に面白いです。
かつ、それでいてグラフィティの伝統を守ってる人もちゃんといる。
そういうところが文化的な成熟を感じさせます。
(グラフィティの伝統…って、それも伝統だという理解は日本じゃ難しいでしょうね)


例えば以下サイトとか見ると、面白いですよ。

とりあえずここら辺を見ておけば、ストリートアートのトピックには事欠かない系
wooster collective http://www.woostercollective.com/
NU ART http://www.nuart.no/
UK ADAPTA http://ukadapta.blogspot.com/


個人的に最近いいなあと思うのはこの方。写真家がストリート性を持つとこうなるという。
JR-ART http://jr-art.net/


おまけ。秋葉原GEEKがストリートを解釈するとこうなる。
個人的に、スケーターやダンサーがストリートを語るってのじゃなくて、
A-BOYカルチャーがストリートを語るってのはある種のリアリティ。
日本のオリジナルっていうのは、つまりこういうことかも知れないと大真面目に思う。
ストリートコンピューティング http://streetcomputing.yuiseki.net/


最後に講義終了後に大学前で撮影した写真を。。どこ見てるのかわかりません(泣)